俳優の新井浩文さんの性的暴行により、『台風家族』は公開延期に、『善悪の屑』は公開中止になりました。

 

以前も芸能人のスキャンダルにより映画が公開中止なることは度々ありましたが、「なぜ公開中止にする必要があるのだろう?」「作品に罪はないじゃん!」といった声が数多く上がっていました。

 

そこで今回は、俳優・女優の不祥事などにより映画が公開中止せざるを得ない「映画業界の事情」について情報をまとめさせて頂きます!

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公開中止に悲しむ声や納得がいかない声が続出

 

 

今回の『善悪の屑』が公開中止になった件について、本当に様々な声が寄せられました。

純粋に悲しむ声や、疑問、納得いかない意見など…。

特に多かったのはこのような意見です。

「映画やブルーレイは見たい人だけが見るものでしょう?」

 

「被害者の女性のことを考えればしょうがないけれど…。」

 

「作品に罪はないじゃん!」

 

どれもごもっともですね…。私も本当にそうだと思います。

被害にあわれた女性のことを考えれば、新井容疑者がメディアに出続けることは良くないと思いますが、映画やブルーレイはなどは見たい人だけがお金を払って見ればいいので、完全に葬り去るまでしなくても…と思うわけです。それこそ「作品に罪はない」ですし。

 

しかし、映画業界の裏側ではそういった大衆の意見が痛いほど分かりつつも、公開中止にせざる得ない事情があるみたいなんです。

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「作品に罪はない!」なぜ公開中止になるのか?

一言で言えばコンプライアンス上の問題

出演する役者に不祥事などがあった時、どうして公開延期や中止にせざるを得ないのか、映画配給会社の社員はこう語ったそうです。

 

「一言でいうなら、コンプライアンスです。映画会社も、映画製作に出資している会社も上場している企業が多いですから、性犯罪者が出演するということがコンプライアンス上、好ましくないんですね。」

 

コンプラ…コンプラ…。
会社やテレビ業界などでよく聞く言葉ですね。

「コンプライアンス」とは何か

「コンプライアンス」と横文字で書かれると抽象化されるためざっくりとした意味しか分からないのですが、コトバンク先生に聞いてみたところ「法令・社会規範・倫理を遵守すること」とのことです。

規則や常識、倫理的なところは確実に守りますよと。

 

つまり、新井浩文容疑者(性犯罪者)が映画に出演することが、社会常識や倫理に反していると言っているわけです。

 

うーん…。どうですかね。
たしかに出資している上場企業は、自分らの名前と一緒に新井さんが映されることが嫌なのかもしれませんが…。

私は半分納得で、半分納得いかないですね。

 

やはり映画やブルーレイなどは見たい人だけが見れば見ればいいだけですから。
つまり、新井さんが出演していることが分かってなお見たいということなので、そこまでスポンサー企業さんたちのイメージを傷つけることはないのでは?と思うわけです。

 

まぁ、私が理解できていないだけで「イメージ(印象)」というのはそれほど繊細なものなのかもしれません。

広告・宣伝活動ができない

「さらに、シネコンなど商業施設に入っている映画館などでは、ポスターを貼ることができませんし、テレビでも予告編を流せず、雑誌に広告を載せることも難しいです。いっさい宣伝ができず、公開しても集客が見込めないからです」

 

なるほど、これには納得です。『善悪の屑』は新井容疑者と林郁人さんとダブル主演だったため、ポスターや予告編の動画、CMなどに新井さんを映さないなんてことはできないわけです。

 

新井さんを全面に出して広告・宣伝活動を行えば、いちいち「あ、性犯罪者の人…」と反応してしまうため、違和感や不快感を感じざるを得ません。
かといって広告・宣伝活動を一切行わないのも収益が伸びるはずがありません。

 

そうなると、売り上げの見込みが立たないことは明白です。まぁ、それでも「公開しないより、公開した方が少しでも利益出るじゃん」と思うわけですが。

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【結論】賠償金を請求した方が確実にコストを回収できるから

実のところ、映画業界のお偉いさんが公開中止に踏み切る理由は、これといっても過言ではありません。これです。

 

客が入らなければ、製作費をペイすることはできない。それなら公開を中止にして、損害賠償を請求したほうがいいということになる。

 

映画配給会社としては「赤字にはしないこと」が最優先事項だということです。
ビジネスなので当然っちゃ当然なのですが、制作費や演者へのギャラ分を回収し「意地でも黒字で着地しよう」ということなのでしょう。

 

「新井さんに賠償金を請求して、かつ映画を公開したりブルーレイ発売などはできないのか?」とも思いますが、おそらくどっちかしかできないのでしょう。

 

一か八かで映画公開するか、公開中止して新井さんから損害賠償をもらうか。元を取れる確率が高いのは明らかに賠償金を請求する方ですからね。

〈最後に〉結局のところ制作会社の都合

非常~に悪い言い方をしてしまえば、「確実にコストを回収するため」という制作側の都合で中止になったと言えます。

億単位の莫大な赤字を出すわけにはいかない為、当然と言えば当然ですがね。

 

ただ、公開を楽しみにしていた人や、新井さんが逮捕されても構わず観に行く!と思っていた人たちからすると非常に残念なことではあるかと思います。

 

もしクラウドファンディングなどで見たい人からお金をかき集め、少しでも製作費の足しにして公開できるのであれば、そういう手もあると思いますが…。難しいのでしょうね(^^;

 

以上です!
【了】

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