女優の堀ちえみさんが口腔癌(舌ガン)で闘病生活に入ることが発表されました。

お子さんの涙を見て「絶対に治す」と決意したそうですが、病状は既に「ステージ4」とかなり進行してしまっている様子。

世間からは心配する声とともに、応援する声が多く上がっています。

実は堀さんは昨年夏ごろから「口内炎」の治療のため病院や歯科医院に通っていたそうですが、医師からは「口腔がん(舌がん)」とは診断されず、先日「ステージ4」と診断されることとなりました。

医者でも見分けがつきにくい「口腔がん」と「口内炎」の違いや見分け方とは何でしょうか?

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口腔がんと口内炎との「違い」

口内炎は10日以内に治る

ただの口内炎の場合、2週間経って治らないことはまずないそうです。通常10日以内でほぼ治るため、2週間経っても痛みが治まらない場合は口腔がんを疑って検査した方がよいそうです。

 

口内炎は1週間から、長くても10日程度で治ります。2週間以上治らないことは、まずありません。2週間以上治らないときは口内炎ではない、と思って耳鼻咽喉科か口腔外科を受診してください。(オムロン・健康コラム)

 

まず口腔ガンを疑う基準としてこの「10日間」というのを意識した方がよいですね。

癌が小さいうちは痛くない

口内炎の場合、小さくても食べ物が染みて痛かったり気になったりしますが、口腔がんの場合小さいうちはほとんど痛みがないそうです。

 

ただ、健全な領域との境界線がはっきりしない“しこり”が大きくなっていったり、白い斑点赤い斑点が出来てデコボコし始めたら危険信号。口腔がんを疑って診察した方がよいです。

出血や痺れなどの症状がある

通常、口内炎であれば出血したり舌が痺れたり、首のリンパ節が腫れるなどの明らかに別の症状が発症することはありません。

 

これらの症状が発症した場合、口腔がんである可能性が非常に高いため、すぐに歯科医師に診察してもらいましょう。

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口腔がんと口内炎の「見分け方」

白斑(白板症)があったら要注意!

口腔がんの場合、癌になる前に粘膜の一部が白くなる「白板症」という症状が現れることがあります。しかし白板症になったからといって必ず口腔がんになるわけではありません。以下が白板症の写真です。

 

白板症

白板症

 

このように一部が白くなり、ざらざらした感触がする場合、切除してもらった方がよいでしょう。
白板症から口腔がんになる可能性は1割程度だそうですが、油断は禁物です。

また、赤い斑状の「紅板症」というものもあり、紅板症になった場合50%の確率で口腔がんに変わるため要注意です。

 

紅板症の写真

紅板症

デコボコの腫れや潰瘍は口腔ガンの証拠?

口内炎の場合は直径2~3ミリ程度の白いイボのようなものができるのに対し、口腔ガン(舌がん)の場合はデコボコの腫れや潰瘍(かいよう)が出来ます。

デコボコの腫れ

口腔癌

 

潰瘍

口腔癌

 

通常の口内炎ではありえない症状と違和感となりますのですぐに分かります。決して放置せずに治療してもらいましょう。

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医者でも誤診することが!

今回の堀ちえみさんのように、口内炎だと思っていたものが実は口腔ガンだったということは頻繁にあるようです。

 

「口の中だから鏡で見れば気付くし、違和感があるので分かる」と、思われがちです。しかし実際には、口内炎だと思って放置してしまい、がんが進行してから受診するケースが多いのです。

 

特に口腔がんの初期の場合だと、医者でもパッと見の判断がつかず「口内炎」と判断されてしまうことも多々あるそうです。

 

口内炎と誤診され易く、患者さんも口内炎だから直ぐ治るだろうと思い放置している場合が多く見受けられます。(大阪医療センター)

潰瘍ができても口内炎と誤診されやすく,口内炎が治らないと訴えて受診されることも多いです。(県立広島病院)

 

医者であれば口内炎と口腔ガンの違いくらい判断出来てほしいし、きちっと検査してもらいたいですね。

 

今回の堀さんの件でも、誤診した医者へ多くの非難が寄せられました。

 

 

まとめさせて頂くと、口内炎が出来た場合は、毎日鏡で観察し「白板症」や「紅板症」になっていないか確認すること。そして10日経っても痛みが引かない場合はきちっと口腔外科で検診してもらうこと。出血したり痺れたり、大きなしこりが出来た場合には口腔がんの疑いを持って医師に診てもらうことが、口腔がんを深刻にさせないために大事だということですね。

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