今年6月に入ってからお笑い界に蔓延する『闇営業』の問題が注目を集め、まだ収束する気配を見せません。

最初に吉本を契約解除されたカラテカの入江さんに引き続き、宮迫さんや田村亮さんら大物芸人、その他10名ほどの有名芸人の関与が明らかになり、「金銭の受領はあったか」や「相手が反社会勢力の人間だと知っていたか」などの記事が連日報じられてきました。

 

そして、今月24日にザブングルが、本日27日にスリムクラブが活動禁止処分になったことが発表されました。

 

しかしスリムクラブに関しては、カラテカ入江さん仲介の詐欺グループの闇営業ではなく、別件で参加した暴力団の会合の営業だと言います。

 

果たして、スリムクラブの二人は相手が暴力団だと知っていて営業を引き受けたのでしょうか?

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スリムクラブが暴力団の会合の営業に参加

本日6月27日のお昼ごろ、朝日新聞がスリムクラブの暴力団への闇営業を行って活動禁止処分を受けたことに関する内容を報じました。以下、重要な部分のみ抜粋しています。

 

吉本興業所属の漫才コンビ「スリムクラブ」の真栄田(まえだ)賢さん(43)と内間政成さん(43)が暴力団関係者の会合に出て営業をしていたとして、同社が2人を無期限の活動禁止処分にしていたことが、関係者への取材でわかった。

2人は3年前、別の芸能事務所の芸人から「飲食店のオーナーの誕生会」と誘われて営業に行ったが、実際は暴力団関係者の会合だったという。吉本興業は通していなかった。2人は、同社の聞き取りに「反社会勢力とは知らなかった」と説明している。

引用:朝日新聞 (一部抜粋)

 

スリムクラブが暴力団関係者の会合の営業を行ったのは3年前の2016年ごろ。吉本を通してないので『闇営業』にあたります。

 

カラテカ入江さんの闇営業問題が発覚してから吉本興業は所属芸人を徹底的に調査しましたが、スリムクラブの闇営業が「発覚した」のか「自分たちから正直に打ち明けた」のかは分かりません。

相手が「暴力団」だと知っていたか?

スリムクラブの2人は闇営業への参加は「飲食店のオーナーの誕生会だと誘われた」と述べ、あくまでも相手が暴力団関係者(反社会勢力)だとは知らなかったと釈明しました。

 

そもそも知っていたとしても証拠が残らないため、意地でも「知らなかった」で通すと思いますが、二人は「知らなかった」と釈明したことは事実です。

 

相手の暴力団関係者だって初めから「暴力団の者です」なんて素性を明かすわけはないのと、実際に資金源づくり&表向きの顔で飲食店を経営する反社会勢力はいるので、「飲食店のオーナーの誕生会」というのは暴力団関係者にとっても嘘ではありません。

それがスリムクラブが知らず知らずに暴力団関係者の闇営業に引きずり込まれてしまった最大の原因だと考えられます。

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「知ってて参加する」のと「参加して知る」のでは全然違う

スリムクラブの2人がどの段階で相手が暴力団関係者であることを知ったのかは分かりませんが、もしも「始めから(相手が暴力団だと)知っていて参加していた」のであれば、最も罪が重いといえます。暴力団の反社会的行動に“加担した”とも言えるため、「活動禁止」どころでは済まされないでしょう。

 

しかし、「参加して知った」のであれば、スリムクラブの2人は「騙された」「巻き込まれた」ともとれるため、ある意味被害者だと言えなくもありません。

宮迫さんや田村亮さんにも言えることですが、参加中に「あれ?もしかしてコイツら“ヤバい連中かも”…」と察したとしても、一度ステージに放り込まれてしまった以上「帰る」という選択肢は取りづらいと思います。もちろん「帰る」という選択肢が最も正しいでしょうが、相手がいかにもヤクザっぽければ怖くて営業を途中で放り投げることなんてできないと思います。

そのため、「参加して知った」のであればそこまで罪は重くないのかな、という私の個人的な解釈です。(ただし、同じ営業に2度以上参加しなければ。また、それ以降営業相手には細心の注意を払い、二度と反社の闇営業に参加しなければの話ですが)

 

そもそも『闇営業』なんてするな!という話ですけどね。

島田紳助のように「引退」するべきか

闇営業の件が発覚してから、宮迫さんにしろ田村亮さんにしろ、そしてスリムクラブの2人にしろ、「引退しろ!」という声が多く上がっています。

その要因にはもちろん、経緯がどうあれ反社会勢力との関りがあったからというのもあるのですが、2011年に島田紳助さんが暴力団関係者との交際が報じられ芸能界を引退したことも大きな要因になっています。

 

 

反社との関りが発覚した時に、島田紳助という絶大な影響力を持つ人物が「引退」という選択をしたことが、ある意味での“基準”になってしまったことは間違いありません。

しかし、2011年当時、島田紳助さんが引退に“追い込まれた”かといえばそうではなく、紳助さんは“けじめ”として自ら引退という決断を下したと覚えています。世間も「引退までしなくてもいいのに」「引退だけはしないでくれ!」「謹慎でいいじゃん」という声が多く上がっていました。

それに、紳助さんが芸能界への未練を残しているという話や、復帰したがっているという話も一切ありません。

 

要するに、紳助さんは引退“させられた”のではなく、けじめとして自ら引退したので、「反社との関りが少しでもあれば、程度や経緯に関係なく一律で引退するべき」というわけではないのです。あくまでも島田紳助は引退という決断をした。ただそれだけの話です。

 

そのため、巻き込まれただけの可能性が高いスリムクラブの2人に、紳助さんの話を持ち出して「活動禁止じゃなく引退しろ!」と言うのは違うよ、ということです。紳助さんは紳助さんです。

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『闇営業』には最大限の注意を

『闇営業』は昔は“直(ちょく)”と呼ばれていました。事務所を通さず直接引き受けるからです。

 

いつから何故『闇営業』と言われるようになったかは定かではありませんが、“闇”というので凄くいけないことをしているイメージがありますよね。今回の反社との闇営業問題で、『闇営業』というものがより一層ダークな属性を持つようになりました。

 

しかし、事務所も監視しきれないという理由で所属芸人の闇営業は黙認され続けてきたと言われています。さらに、お笑い芸人に限らず俳優やアナウンサーも事務所に報告せずに仕事を引き受けることはあるそうです。「友人の結婚式」なんて代表的ですね。

つまるところ、闇営業はそこまで悪い行いではないということです。

 

しかし、今回の詐欺グループや暴力団との接触が問題になったことで、闇営業の最大のリスクが明らかになりましたね。それは以下の2つです。

 

・依頼主が反社会勢力の人間である可能性があること

・問題が起きた時にダイレクトで自分に責任が降りかかること

 

もしも事務所を通した仕事のみを引き受けていれば、この2つのリスクは限りなく低いと言えますね。

 

まず反社の人間が事務所に仕事を依頼しないこと、もししたとしても事務所が怪しい案件ははじくためタレントは安全な仕事だけを引き受けられます。

 

万が一事務所を通して反社相手の営業を受けたとしても、タレントではなく事務所が全面的に責任を負うことになります。

 

闇営業は、事務所を通さない分ギャラが高いというメリットはありますが、今回のスリムクラブのように知らず知らず暴力団相手の営業を引き受けてしまうというリスクもあるため、最大限の注意が必要ですね。

そう考えると、結果的に事務所を通した方が良いのかもしれません。

 

 

 

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