ASKA『コロナ死滅するオゾン水の機械』は有害ではない!?論文で実証済みか

ASKAさんが「すべての菌、ウイルスを死滅させる機械を思いついた」とし、YouTubeで投資を呼びかける動画を投稿しました。(※既に削除済み)

ネットではざわつき、ネタにされる始末。

誰がどう見ても怪しい投資の呼びかけですが、実際のところ水をオゾン水に変える機械の効能や人体への影響とはどんな感じなのでしょうか?

ASKA訴えた『オゾン水に変える機械』

ASKAさんが投稿した動画は既に削除されてしまっていますが、動画の内容は以下のような感じです。

・「一刻も早くこの機械を世界にお届けしたい! その一心です。世界の投資家の皆さん、ぜひ僕に投資してください。世界が助かります」

・「すべての匂いを無臭化してしまう。すべての雑菌、ウイルスを死滅させてしまうという機械を思いつきまして、すでに7年前から開発に入っておりまして、2年前には開発に成功しました」

「この地球上のすべてのバクテリア、雑菌、ウイルスはオゾンによって簡単に死滅します。1ppmのオゾン濃度があれば、死滅してしまいます」

・われわれが今回開発した機械は、オゾン濃度5ppmまで達しました。これを全世界の皆さんのご家庭に早くお届けしたい

・精製したオゾン水濃度を10分間2ppm以上で維持させることに成功しました。専門医師によれば、2ppmのオゾン水であれば、現在地球上のどんなウイルスをも死滅させることができるとのことです

・ASKAが開発したという機械は、水道水をオゾンが含まれた“オゾン水”に変換する機械だそうで、作ったオゾン水を対象物にかけることで一瞬で殺菌できるという。

・「全世界に公開したい。全世界の投資家が、この機械に投資していただければ、みなさんのご家庭で数千円の価格になる。決してコロナは怖くない。コロナは(殺菌できるという)検証したか? 検証できないんです! この国では! させてもらえないんです」

  • ASKAさんは7年前からオゾンで菌・ウイルスを殺す機械の開発に取り組み、2年前に開発成功
  • その機械とは「水道水→オゾン水」に変える機械

こう述べ、オゾン水をスプレーにして体に吹きかける事でコロナウイルスを死滅させられる可能性がある(まだ実証できていない)と訴えました

専門家「きわめて危険」「人体に有害」

しかし、医療に詳しい新潟大学名誉教授の岡田正彦博士は、「きわめて危険」と警鐘を鳴らしました。

・高い殺菌力があるということは事実です。また、霧も含めた“オゾン水”が、コロナウイルスに対しても殺菌効果があることを示した学術論文も確かに存在します

・しかし、新潟大学名誉教授で、医療統計の第一人者と呼ばれる医学博士の岡田正彦先生はASKAのオゾン水スプレーについて「きわめて危険」と警鐘を鳴らす。

・「人間の肺の細胞を試験管の中で増やして、そこにオゾンを当てたらどうなるかという実験がありました。肺の細胞を死滅させてしまい、極めて有害だという結論でしたね。オゾンが細胞を死滅させるのは、いろんな複雑なメカニズムがあって、まだ正確にはわかっていないけれど、毒物として肺の細胞を痛めつけるという証明です。スプレーだと身体にふきかけたときに、直接吸い込むことになります。人体にとってきわめて有害だと思いますね」

オゾンが人体に有害だということは中学・高校の理科や社会の授業で習うことなので、おおよその人が分かること。

専門家も、オゾン水がコロナウイルスに効くという点では同意しつつも、基本的にはオゾンは人体に有害で「毒物」だと説明しています。

ASKAさんは「2ppmのオゾン水であれば、現在地球上のどんなウイルスをも死滅させることができる」と主張しますが、2ppmのオゾンを吸収すると「疲労感、頭痛、頭重、呼吸機能の変化」の症状を引き起こすという結果が出ています。

●0.1ppm程度から鼻、のどの刺激
●0.2~0.5ppmで視力の低下
●0.4~0.5ppmで上部気道の刺激
●0.6~0.8ppmで胸痛、せき
●1~2ppmで疲労感、頭痛、頭重、呼吸機能の変化
●5~10ppmで呼吸困難、脈拍増加
●50ppm以上で生命の危険が起こる
(特定非営利活動法人 日本オゾン協会発刊『オゾンハンドブック』より)

オゾン水に変える機械は既にある!?

専門家も「きわめて危険」「猛毒」だと警鐘を鳴らしているASKAさんの『オゾン水に変える機械』ですが、既に販売されていて所持している人もいるそうなんです。

さらに!「オゾン」は有毒だが「オゾン水」は毒性がなく問題はないという論文が出ているそうです。

オゾン水は手指洗浄用として最適であり,排水に悪影響しないなど,環境にも配慮した有効な院内感染対策方法を提供するものと考える。

引用:論文『オゾン水の殺菌効果と院内感染予防への応用』抄録の一部を抜粋

専門家も指摘する「人体に影響がある」ケースは、あくまでも気体のオゾンを吸引した時。

古い論文を引用して「スプレー状のオゾン水を吸引するのも危険!」と主張していますが、今では「オゾン水」は人体への影響はないという論文の結果も出ているのです。

実際に「オゾン水に変える機械」は市場に出回っており、「気づけばここしばらく病気にかかっていない」といった意見もあります。

“怪しさ”はすごいですが、情報の表面上だけを見て「オゾン水なんて危ないに決まってるだろ!」と批判するには早すぎるのかなと考えさせられました。